スピードを求めるユーザーから絶大な支持を得ている、ジャパニーズブランドのTyrell(タイレル)は、
日本にとどまらず海を越えてフォールディングバイクのトップブランドとして選ばれています。

そして今、たしかな走行性能だけでなく、まるで工芸品のような美しさを兼ね備えた、
新世代のクロモリフォールディングバイク「FCX」に注目が集まっています。

「乗り手との一体感」を求めて自転車と対話する楽しさが追求されたフレームからは、どんな走り
が生み出され、どんなフレーム形状となっているのか。

実際の乗り味や走行感は店頭の試乗車に譲るとして、今回のブログではTyrellの自社工場で一台一台
丁寧かつ繊細に作られるFCXの見た目に関する魅力に迫りたいとおもいます!

 

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◯もくじ
1. クロモリフレーム用にブラッシュアップされた「スラントデザイン」
2. ビルダーの腕が光る、渾身の溶接技術
3. フレームと見事に調和するフルカーボンフォーク
4. KADOWAKIコーティングによる、曇りなき塗装仕上げ
5. FCXの美しさは、ぜひGCSでご覧ください!

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1.【クロモリフレーム用にブラッシュアップされた「スラントデザイン」】

Tyrellのアイコンとも呼べるフレーム形状が「スラントデザイン」です。

伝統的なダイヤモンドフレームをベースに、合理的な位置にパイプを追加することで、
ミニベロ特有のヘッドチューブの長さによるフレーム剛性の低さというデメリットを無効にする
効果のほか、フレームが無数の三角形で結ばれることによって
ペダリング時のフレームの“ひねり”を抑える効果があります。

 


また、スラントデザインの面白いところは、真横から見る印象と別の角度から見る印象とで、
インパクトが大きく異なることです。
いくつもの三角形で構成されたフレームからは、剛性面に限らない、
機能美としての感慨深さをわえます。

 


そしてクロモリフレームの特徴として、アルミフレームに比べて細いパイプでスラントデザインが
踏襲されていることもポイントです。
クロモリ特有のしなやかさを実現しつつ剛性のバランスを保った細身のフレーム設計からは、
FCXのみがもつ洗練されたイメージを与えてくれるでしょう。

じっくり見ているだけでも楽しめる。クロモリフレームならではのパイプが作り出す
スラントデザインの独特な雰囲気と奥深さは、ぜひ実際の車体でご確認ください。

2.【ビルダーの腕が光る、渾身の溶接技術】

FCXのフレームは完全受注生産で、香川の自社工場で生産される「Made in 讃岐」の製品です。

少ロットで生産されている関係で大量のオーダーに対応することが難しく、
受注後の完成まで時間がかかる傾向がある反面、自社工場内の少人数で作られているため、
一台一台のクオリティコントロールが徹底している上に、
非常に高いレベルで常に安定した製造が実現されています。
その技術力は、フレームの溶接部を注意深く観察すると垣間見える。

 

 


FCXをじっくり見てみると、パイプとパイプをつなぐ溶接箇所のどこをとっても妥協なく仕上げて
あるのが分かります。


ヘッドチューブからトップチューブ、ダウンチューブ、シートチューブ、シートステー、
チェーンステーに至る、全ての溶接箇所において仕上がりがきれいなのです。

アルミフレームにはない、クロモリフレーム特有のスリムなパイプ径もあいまって、
フレーム全体としての美しさに拍車をかけます。
思わず、乗らずに部屋に飾っておきたくなるような魅力が、FCXには詰まっています。

3.【フレームと見事に調和するフルカーボンフォーク】

Tyrellのすごいところは自社でカーボンフォークを生産できる環境が整っていること。
しかも通常のカーボンフォークではなくTyrellのフォールディングバイクに求められる
折り畳み機構を組み込んで製造できることに強みがあります。

狙った形、狙った振動吸収性や乗り味を実現できる自社生産ならではの体制によって、
FCXのフレームパイプ径と絶妙にマッチするカーボンフォークが実現されています。
太すぎず細すぎず。
スラントデザインを強調するスタイリッシュなストレートフォーク形状に、主張しすぎないマット
仕上げのカラーリングによって静かな存在感を放ちつつ、FCXの全体的な高級感に貢献しています。

4.【KADOWAKIコーティングによる、熟練の塗装仕上げ】

丁寧に作られたFCXに彩りをもたらすのは、環境にやさしいパウダーコーティング(粉体塗装)を
得意とするカドワキコーティングです。


塗装の前段階には熟練の職人による知見を活かしたブラストやマスキングなどの下処理が行われ、
いくつもの工程を踏まえて丁寧に塗装されていきます。

FCXの標準カラーとして選べる「せとしるべルビーレッド」と「匠瀬戸内ブルー」は、明かりが反
射した時の一筋の光にまでこだわって厳選されたカラーです。

艶やかな色合いに一直線にかがやく光が、所有することの満足感を高めてくれます。
一方、FCXでは標準カラーのほかに、有料オプションとして約230色の中からお好きなカラーで塗装
してもらうことも可能です。

世界に一台だけの、自分だけのカラーを選ぶのも楽しいのではないでしょうか。

5.【FCXの美しさは、ぜひGCSでご覧ください!】

今回のブログではTyrellのフラッグシップモデル「FCX」の美しさに関する魅力を紹介してきました。

GCS(グリーンサイクルステーション)では、
「FCX(せとしるべルビーレッド) MSサイズ ドロップハンドル 105仕様」の試乗車をご用意しており、
営業時間以内であればご予約不要でいつでもご試乗可能です。

 

FCXは完全受注生産で、オーダー予約できる期間がロット毎に決まっていて、最新のロットとなる
「FCX 7thロット」は2025年3月31日(月)の正午までとなっております。

FCXに興味がある方は、当店のブログ記事
『「Made in 讃岐」Tyrell FCX 7thロットの受付開始です!!』も併せてご参照ください。
今ならまだ間に合いますよ~!

ご来店お待ちしております!

GCS@Say-G