イギリスのクラフトマンシップによって作られる、いまや折り畳み自転車の代名詞的存在のBROMPTON
全てのフレームにスチール素材が使われた「C Line(Cライン)」は従来から人気がありますが、
一部のフレームにチタン素材を使った上位モデル「P Line(Pライン)」の問い合わせも増えておりますので

今回のブログでは、12速モデルの発売でも話題となったBROMPTON P Lineの詳細情報と
3つの特徴を紹介したいと思います。

 

●本記事でわかること
・P Lineのラインナップ / 重量 / 価格
・仕様 / スペック
・折り畳みサイズ / 折り畳み方
・身長の下限と上限
・推奨体重と耐荷重の各上限
・保証期間と品質保証
・P Lineの3つの特徴

 

【P Lineのラインナップ / 重量 / 価格】

BROMPTON P Lineは、ギア数とハンドル形状がそれぞれ2種類あり、オプションとして

ラック(リアキャリア)の有無が選べます。

カラーは全部で5種類あり、泥除けは標準で付属しています。

■モデル
・Urban
ギア数:4速(4速外装ディレーラー)
重量:9.7kg~
価格:441,100円(税込)~

・Explore
ギア数:12速(3速内装ハブ × 4速外装ディレーラー)
重量:10.5Kg~
価格:480,700円(税込)~

■ハンドル形状
・Low(ローハンドル)
・Mid(ミドルハンドル)

■オプション
・ラックなし
・ラックあり ※ラック付きは+12,650円(税込)

■カラー
・Bronze Sky(ブロンズスカイ)
・Lunar Ice(ルナアイス)
・Midnight Black(ミッドナイトブラック)
・Flame Lacquer(フレームラッカー/フレイムラッカー) ※ラッカーカラーは+17,600円(税込)
・Bolt Blue Lacquer(ボルトブルーラッカー) ※ラッカーカラーは+17,600円(税込)

■泥除け
・付属

■モデル別名称と価格の例
・P Line Urban Low(旧名称:S4L-X) / 441,100円(税込)~
・P Line Urban Mid(旧名称:M4L-X) / 441,100円(税込)~
・P Line Urban Low with Rack(旧名称:S4R-X) / 453,750円(税込)~
・P Line Urban Mid with Rack(旧名称:M4R-X) / 453,750円(税込)~
・P Line Explore Low(旧名称:S12L-X) / 480,700円(税込)~
・P Line Explore Mid(旧名称:M12L-X) / 480,700円(税込)~
・P Line Explore Low with Rack(旧名称:S12R-X) / 493,350円(税込)~
・P Line Explore Mid with Rack(旧名称:M12R-X) / 493,350円(税込)~

【仕様 / スペック】

メインフレーム:スチール
ヘッドセット:アルミニウム
ステム:スチール
リアフレーム:チタニウム
フロントフォーク:チタニウム
ハンドルバー:アルミニウム
グリップ:スポンジ
ペダル:アルミニウム(左ペダルのみ脱着式)
クランクセット:アルミニウム
ボトムブラケット:JISテーパー
ブレーキ本体:デュアルピボットキャリパー
チェーンリング:Urban(4速)54T / Explore(12速)50T
スプロケット:11-13-15-18T
シートポスト:スチール
サドル:N/A
シートクランプ / ヒンジクランプ:アルミニウム
フロントハブ:シールドベアリング
リアハブ:Urban(4速)アルミニウム4速フリーハブ / Explore(12速)内装3速Sturmey-Archer製リアハブ
タイヤ:Continental Contact Urban Reflex 16×1.35 / ETRTO 35-349 / MAX 8.0bar(116PSI)
チューブ:N/A
リフレクター(反射板):前後標準装備
泥除け:標準装備
フロントキャリアブロック:標準装備
ポンプ:付属なし ※別売り

※商品の仕様は予告なく変更となる場合がございます

 

 

【折り畳みサイズ/折り畳み方】

BROMPTONは机の下やコインロッカーにも入れやすいサイズです。
P Lineは特に軽く、片手でひょいと持ち上がるため、収納場所からの出し入れや持ち運びにストレスを感じません。
初めてC LineとP Lineの重量を比較した時は、その軽さに驚くことでしょう。

折り畳み方は簡単で、慣れればどなたでも20秒以内で畳むことができるようになります。

■折り畳みサイズ
・高さ585mm × 長さ565mm × 幅270mm ※泥除けを外すと高さが減り、
後ほど紹介する延長シートポストを装着する場合は高さが60mm増えます

■折り畳みスピード
・約20秒

■折り畳み方
折りたたみ方と展開方法についての公式動画を添付します。
なおP Lineのペダルは脱着ペダルのため、ペダルの部分のみ動画の方法と異なります。

・折り畳み方法の説明動画(視聴時間:51秒)

・展開方法の説明動画(視聴時間:49秒)

 

 

【身長の下限と上限】

BROMPTONに対応できる身長は140cm~203cmです。
標準で装着されるシートポストは身長140cmから乗車できますが、別売りのシートポストに変更することで
最大203cmの身長まで対応可能になります。

正確なサドルの高さの適合性は、乗り手の股下の長さによって変わるため、下記の数値も併せてご参照ください。

・標準シートポスト:股下66cm~83cm
・延長シートポスト:股下66cm~89cm
・伸縮式シートポスト:股下66cm~99cm

さらに、サドル位置は約10cmの範囲で前後に調整可能です。

標準シートポストは、適正身長がおおよそ140cm~175cmになります。
店頭では常時試乗車がございますので、いつでもお気軽にお試しください。

 

 

【推奨体重と耐荷重の各上限】

乗り手の体重は荷物と合わせて110kgを超えないことが推奨されています。

フロントラゲッジ&キャリアブロックまたはリアラックの荷重は、各10kgまでとなります。
BROMPTONのフレームおよびその他のコンポーネントの保証は上記の荷重を超えた場合は無効になるため注意が必要です。

■推奨体重
・110kgまで ※乗り手の体重と荷物の合計

■フロントラゲッジとリアラックの耐荷重
・各10kgまで

 

 

【保証期間と品質保証】

多くの自転車は、一般的に販売日から1年間を保証期間とするケースが多いのですが、
BROMPTONのフレーム保証期間は最大7年間になります。長期にわたる保証期間があることも信頼につながっています。

■メインフレーム
・最大7年間の保証 ※BROMPTON公式Webサイトのマイブロンプトンのセクションに未登録の場合は2年間の保証

■非摩耗部品
・2年間の保証

■摩耗部品
・保証の対象外

BROMPTONは長く使えるからこそ、定期的な点検が大切です。
当店でBROMPTONをご購入いただくと、初年度の点検は無料で承ります。

 

 

【P Lineの3つの特徴】

P Lineは、ぱっと見ただけでは分かりづらい有利なポイントが3つあります。
スタンダードなC Lineにはない、P Lineならではの優れた特徴を紹介いたします。

①軽い

フレームの一部がチタンだから当たり前と感じるかもしれませんが、C Lineと比べて20%、
重量にすると約2kgも軽量化されています。実は自転車をあとから2kgも軽量化するのはとても難しい。

最初から軽いP Lineは、持ち運びや出し入れが多くても安心です。
また、フロントフォークとリアフレームのチタン素材による軽量化は走りが軽くなるだけでなく、
路面からの振動吸収性を高めてスムーズな走りを実現します。

重さと走りの違いは、ぜひ店頭でお確かめください。

②錆(サビ)に強い
足回りに採用されたチタン素材のフロントフォークとリアフレームは、塗装が完全に剥がれるよ
うなキズがついたとしても錆びることがありません。
そのため、長年の使用においても外観的な劣化が少ないのも特徴です。

さらに、P Lineは軽量化のためヘッドパーツにアルミ素材が採用されています。
アルミ素材もサビに強いため、この点も嬉しいグレードアップとなっています。

③使いやすいギア比
C Lineは2速モデルと6速モデル、P Lineは4速モデルと12速モデルがラインナップされています。

純粋にギアの数が増えているだけにも見えますが、実際はギア比が大きく異なります。

P Lineの4速モデルと12速モデルは、C Lineの2速と6速モデルに対して、それぞれ軽いギアも重
いギアも増えるギア比構成になっています。

C Lineではのぼれなかった坂道や出せなかったトップスピードが、P Lineでは簡単にのぼれたり
スピードを出せたりするのです。

見た目には分からないギア比ですが、実際の走り心地や走行性能は店頭の車両で実際に体感して
みるのがおすすめです。

 

【まとめ】

ここまでBROMPTONのP Lineについて、ラインナップや仕様などの詳細情報とC Lineとは異なる3つの
特徴を紹介してきました。

知っている情報もあれば、そうなんだ、と感じる情報もあったのではないでしょうか。

見た目や数字などの情報だけでは判断が難しい実際の重量感や走行性能は、店頭の試乗車を持っ
たり走ったりすることで比較検証が可能です。

当店はご予約不要で試乗ができる体制を整えておりますので、どうぞお気軽にご来店いただければと思います。

ご不明な点などは電話やメールなどでもご質問を承っております。

今回の記事がBROMPTONを検討するにあたって、購入前に知ることで、よりご自身に合ったモデルを
判断する材料になれば幸いです。