パッと折り畳めば、自宅や職場などにコンパクトに保管できて、利便性の高い折り畳み自転車。
車はもちろん、専用の袋に入れれば公共交通機関と組み合わせて移動でき、好きなところでサイクリングが
楽しめることから観光のお供に持ち運ぶ方も増えています。
使い方にピッタリ合えば、とっても便利な相棒になってくれる折り畳み自転車なのですが、
種類が多すぎてどう選べば良いかよく分からない、というご相談を受けることも。
そんな悩みを解消すべく、今回の記事では比較的購入しやすい価格帯にある15万円以下で買えるオススメの
折り畳み自転車をピックアップしてみました!
それでは、さっそく順番にみていきましょう!
※販売価格につきましては2025/4月現在の価格となります。
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◯もくじ
1. KOLiBRI
1-1. KOLiBRIのおすすめポイント①「タイヤの太さ」
1-2. KOLiBRIのおすすめポイント②「内装3段ギア」
1-3. KOLiBRIのおすすめポイント③「ずば抜けた折り畳みやすさ」
2. CarryMe
2-1. CarryMeのおすすめポイント①「ちゃんと走る!」
2-2. CarryMeのおすすめポイント②「省スペースに折り畳めて超軽い」
2-3. CarryMeのおすすめポイント③「折り畳んだあとに転がせる」
3. DAHON K3
3-1. DAHON K3のおすすめポイント①「癖のないハンドリング」
3-2. DAHON K3のおすすめポイント②「街乗りに特化した外装3段ギア」
3-3. DAHON K3のおすすめポイント③「まとまり感のある折り畳みサイズ」
4. ミニマムな折り畳み自転車で自由な移動を楽しもう!
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「Pacific KOLiBRI(コリブリ) 価格:129,800円(税込)」
コリブリは知る人ぞ知るミニベロ界の隠れた名車です。
はるか昔に惜しまれながら廃盤となったのですが、そのルックスの愛らしさと扱いやすさから当時は街乗りに
使われることが多く、中には自分好みのドレスアップを楽しんだり、
見た目に反してスポーティーな仕様にカスタマイズするケースも見られました。
そして、装いを新たにパワーアップして復活した今回のKOLiBRIです。
1-1. KOLiBRIのおすすめポイント①「タイヤの太さ」
KOLiBRIのタイヤの太さはおよそ50mmあります。
その太さによるクッション性の高さは、小径車のデメリットとなる路面からの振動をほとんど感じさせないほど。
段差をものともしない、体にやさしい乗り心地を生み出します。
さらに、小さなホイールに太いタイヤという組み合わせは一見アンバランスな印象を受けるものの、
いざ走り始めてスピードがついてくると、ペダルを回さなくても惰性で進み続けるジャイロ効果
が生まれていることに驚くことでしょう。
1-2. KOLiBRIのおすすめポイント②「内装3段ギア」
KOLiBRIのもう一つのポイントはハブ内部に組み込まれた3段ギアです。
採用されたシマノの内装3段ハブギアは、停まっていても変速ができる上に、
平地であればペダルを踏みながらでも変速ができる。
加速の良い小径車と内装ハブの相性は抜群で、ストップアンドゴーが多い街中において、もっとも
恩恵を強く感じる仕様になっています。
1-3. KOLiBRIのおすすめポイント③「ずば抜けた折り畳みやすさ」
ジャンル的にはセミフォールディングバイクに含まれるKOLiBRIは、難しい折り畳み作業が必要ありません。
ステップはとっても簡単です。
・サドルを下げる。
・ハンドルを畳む。
・ペダルを畳む。
たったのこれだけ。
ちょっとした隙間やスペースがあれば簡単に保管できるサイズ感です。
これなら折り畳む時に手を汚したくない人も、“めんどくさがりさん”も大丈夫です!
そのほかの細かい特徴としては、疲れづらい幅広タイプ(エルゴノミックタイプ)のグリップやギアの段数が
一目でわかりやすいディスプレイを搭載したシフターが採用されていたり、ヘッド部分に別売りのアダプターを
装着することで、さまざまな形状のフロントバッグやバスケットを着脱できる“お買い物仕様”へのカスタムができたり、
気の利いたパーツセレクトや仕様になっていることも挙げられます。
電車では折り畳みサイズが大きく感じるかもしれませんが、普段車での移動が多い方には、
簡単に畳めて積み込みやすいKOLiBRIはちょうど良い相棒になってくれるかもしれません。
KOLiBRIはいつでも店頭でご試乗可能です。
サイズ感や乗り心地を含めて、実際に触りながら試してもらえればとおもいます!
2.【CarryMe】
「Pacific CarryMe(キャリーミー) 価格:126,500円(税込)~」
もともとCarryMeは、
・車椅子と一緒に並走できる走行性能
・車の中に車椅子と一緒に積むことができるサイズ
という要件を満たすべく開発され、車椅子ユーザーに付き添う人が使うことを目的として生まれた折り畳み自転車です。
極小径車と呼ばれる8インチホイールを有する見た目からは想像できない乗り味と取り回しの良さは必見です。
CarryMeには乗り心地の良い「エアータイヤ仕様」と、パンクしない「ソリッドタイヤ仕様」の2種類がラインナップされています。
2-1. CarryMe エアータイヤ仕様のおすすめポイント①「ちゃんと走る!」
これだけ小さなタイヤでは、いくらこいでも進まなそう、という声が聞こえてきそうですが、その心配はご無用です。
その秘密はギアとチェーンにあります。
CarryMeのギアとチェーンは自転車に使われる一般的なサイズとは異なり、ギアの歯数とチェーンの
リンク数がとても多いため、ペダル1回転で進む距離が街中で見かけるママチャリと同等になっているのです。
そのため、ママチャリよりはるかにちいさなタイヤながらも、場合によってはママチャリより早く
走れるという面白い逆転現象を楽しむことも可能です。
2-2. CarryMe エアータイヤ仕様のおすすめポイント②「省スペースに折り畳めて超軽い」
CarryMeは折りたたんで自立させると、A4用紙のスペース内に収まるコンパクトさが特徴です。
上から見るとこんな感じ。その省スペースさにきっと驚くと思います。
さらに折り畳み自転車として大切な重量の軽さもポイントです。
平均的な折り畳み自転車の重量が11.5kg程度と言われる中、フレームや部品のほとんどにアルミニ
ウム素材が採用されたCarryMeの重量は、たったの約8.6kg(エアータイヤ仕様)。
平均的な折り畳み自転車より約3kgも軽いCarryMeは、多くのユーザーから持ち運びやすさに関して
高く評価されています。
2-3. CarryMe エアータイヤ仕様のおすすめポイント③「折り畳んだあとに転がせる」
CarryMeのリアフレーム後端に装着されたキャスターは、折り畳んだ後に転がして運ぶために付けられています。
いくら軽いCarryMeとはいえ、長い時間抱え続けるのは大変です。
このキャスターを使えば、折り畳んだあとに苦労することなく移動することができるようになります。
なお、もともと装着されている標準のキャスターでも必要十分な転がり性能を持ち合わせますが、
写真で装着されている別売りオプションのベアリング入りキャスターにカスタムすることも可能です。
高級スーツケースのような上質な転がりに興味がある方は、ぜひご試乗の際に併せて店頭でお試しください。
CarryMeは、エアータイヤ仕様がいつでもご試乗可能です。
3.【DAHON K3】
「DAHON K3(ケースリー) 価格:105,600円(税込)」
K3は突如現れてスマッシュヒットを叩き出した、DAHON(ダホン)ナンバーワンの超人気モデルです。
コスパに優れた価格帯も追い風となったことで、
爆発的な需要に供給が間に合わず、一時は長期的に入荷待ちになったことも。
電車を活用して移動する輪行との相性も良く、折り畳み自転車らしい使い方ができるモデルでもあります。
3-1. DAHON K3のおすすめポイント①「癖のないハンドリング」
K3は折り畳み自転車のなかでもホイールサイズが小さめな14インチが採用されています。
普段タイヤの大きい自転車に乗り慣れている人がタイヤの小さな自転車に乗ると、ハンドルがふら
つく傾向になることがあります。
しかし、K3はホイールベース(前後タイヤ間の距離)が長く、フレーム全体のバランスに優れた設計のため、
初めて乗る場合でもハンドリングが安定しやすいモデルになっています。
そのため、折り畳み自転車初心者にもおすすめしやすいモデルと言えるのです。
3-2. DAHON K3のおすすめポイント②「街乗りに特化した外装3段ギア」
外装ギアと聞くと、ギアの枚数がたくさんあるイメージが浮かびそうですが、K3のギアは3枚に洗練されています。
乗り手の脚力によって印象が変わるものの、大きく分けると、
・スピードが出るギア
・平地で使いやすいギア
・上り坂で使うギア
という用途で使うと走りやすいと思います。
ちょっとした距離を移動するのにちょうど良いギア比であることは間違いないです。
3-3. DAHON K3のおすすめポイント③「まとまり感のある折り畳みサイズ」
K3がここまで人気になったのは、簡単に折り畳める上に非常に小さくなることの影響が強いでしょう。
縦、横、高さのコンパクトさに加えて、7.8kgという驚異的な軽さ。
折り畳み自転車として重要な要素となるサイズと重量において、どれをとっても優秀な値を実現していることに、
K3の強さを窺い知ることができます。
K3には細めのタイヤが標準装備されています。
写真にある試乗車のK3は、参考カスタマイズとして太めのタイヤが装着されておりますので、
K3をご検討の際はK3本来の性能に加えて、太いタイヤのメリットとなるクッション性も併せてご体感く
ださいませ。
K3はいつでもご試乗可能です。
4.【ミニマムな折り畳み自転車で自由な移動を楽しもう!】
15万円以内で購入できるおすすめのモデルを紹介したブログはいかがでしたでしょうか?
簡単に折り畳めて乗り心地に優れたKOLiBRI、省スペースに畳めて転がせるCarryMe、軽快かつ軽量コンパクトなK3は、
どのモデルを選んでも日々の生活に自由な移動をもたらしてくれるはずです。
今回紹介した3つのモデルは、サイズもギア数(CarryMeにいたってはギアなし!)も、
ミニマムともいえる折り畳み自転車でしたが、GCS(グリーンサイクルステーション)ではほかにも
豊富な種類の折り畳み自転車を取り揃えています。
「GCSで乗れる各ブランド試乗車ラインナップ」
折り畳み自転車に少しでも興味が出てきましたら、ぜひお気軽にご来店くださいね。
みなさまのご来店、おまちしております!