BROMPTONは気に入っているけれども、坂道がちょっと辛い……、と感じている方は案外多いのではないでしょうか。

BROMPTONは世界的に人気が高い折り畳み自転車のため、ギア比を改善するパーツも存在しています。
ノーマルのBROMPTONでは上れない坂道は、カスタムパーツを使ってギア比を変更することで
簡単に上れるようになるかもしれません。

そこで、今回はBROMPTONを坂道に強くする「MiniMODs(ミニモッズ) 外装5段変速キット」を使った
カスタムについて紹介したいとおもいます!

◯もくじ
・MiniMODsの外装5速化カスタムとは
・主な対象モデルと互換性
・メリット
・デメリット
・内装3段×外装5段=15速仕様の試乗車に乗ってみよう!

【MiniMODsの外装5速化カスタムとは】

MiniMODsの外装5速化カスタムとは、斬新なアイデアを持つパーツブランドMiniMODsの
「BROMPTON専用 外装5段変速キット」を使って、BROMPTONのギア数とギア比を変更するカスタマイズです。

ギア数が増えることで脚力や体力、坂道の状況に合わせた細かいギアが選択できるようになり、ギア比が変わることで
今まで上れなかった坂道が楽に登れるようになったり走行スピードを高めたりすることができるようになります。

どなたでも直感的に操作できるシンプルなシフトレバーは、ノーマルの仕様と同じハンドルの左側に装着されるため、
今までの変速操作と同じ感覚でシフトチェンジが可能です。

カスタマイズを行なっても重量が大きく変わることはないので、輪行や収納に持ち運びが多い場合でも大丈夫。

[キット内容]

MiniModsの外装5段変速キットには、以下のパーツが含まれています。
1. MiniMods シフトレバー
2. MiniMods リアディレーラー
3. MiniMods チェーンテンショナー
4. MiniMods 外装5段スプロケット(11-25T)&取り付け用小物部品
5. シフトインナーケーブル
上記キットの他に、別途11速用チェーンが必要になります。

[歯数構成]

外装5段スプロケット歯数構成は「11-13-17-21-25T」になります。
ノーマルの外装スプロケットは、6段変速モデルが「13-16T」、2段変速モデルが「12-16T」
のため、トップギアもローギアも増える歯数構成になっています。

[カラー]

カラーは「ブラック」と「シルバー」の2種類あります。
写真は「ブラック」カラーです。

【主な対象モデルと互換性】


外装5段変速キットは、主にBROMPTONの以下のモデルに対応しています。

1. C Line(C ライン)の全モデル
2. S2L / S2L-X ※2016年以前のモデルはシフトレバーを装着する別売アダプターが必要。
3. M6L / M6R ※2016年以前のモデルはシフトレバーを装着する別売アダプターが必要。

また、外装5段スプロケットが装着できるホイールは9スプラインタイプのハブのみに対応しています。

その他のモデルや仕様に関する互換性についてはお気軽にお問合せください。

【メリット】
BROMPTONを外装5速化する最大のメリットは、上り坂を軽くするためのローギアを一気に増やせることです。

BROMPTONで最も人気のあるC LineやM6L&M6Rは、標準で13-16Tの外装スプロケットが装着されています。

外装5段スプロケット11-13-17-21-25Tへのカスタマイズによって、純粋に上り坂に強くなる
軽いギアが増えるだけでなく、スピードを高めるための重いギアも増やすことが可能。

ギア周りのカスタマイズをするだけで、今まで上れなかったり辛かった坂道がいとも簡単に上れ
るようになると、これまで以上にBROMPTONで出かけるのが楽しくなります。

ギア数が多いと少し長い距離を走る時に、足の疲れに応じて頻繁かつ細かくギアを変更すること
ができるため、体に疲れが溜まりにくいメリットも。

乗り慣れた仕様から、新たにギア数が増えるカスタムをすることで、乗り味も見た目も変化が生
まれて気分一新。新鮮な気持ちでサイクリングできるのもメリットの一つといえそうです。

【デメリット】
MiniMODsの外装5段変速キットは見た目には違和感がなく取り付けができる一方で、サードパーティー部品へ
のカスタマイズによる見た目の変化は避けられません。

そのため、純正パーツに愛着やこだわりがある場合には注意が必要です。

また、坂道が多い場所に住んでいたり、勾配のある坂道をできるだけ楽に上りたい場合に外装5速化カスタムは
有効なものの、ちょっとだけギアを軽くしたい場合はフロントギアの歯数を変更する
別のカスタマイズの方が費用を抑えられます。

自分に必要なギア比やカスタマイズの選択肢をよく検討しないで行う外装5速化カスタムは、
使い方が自分にマッチしなかった場合に費用面がデメリットになるかもしれません。

【内装3段×外装5段=15速仕様の試乗車に乗ってみよう!】

ここまででBROMPTONの外装5速化カスタムの詳細やメリット、デメリットを紹介してきました。

自転車に乗る際に避けては通れない上り坂を、これまで以上に楽に上れるようにするために、
「MiniMODs BROMPTON専用 外装5段変速キット」はとても有効な選択肢になります。

しかし、デメリットの項目でお伝えしたように、BROMPTONの使い方や走る場所、自分が求め
ているギア比が曖昧な場合、カスタマイズによる恩恵は少ないものとなってしまう恐れがあります。

MiniMODsの外装5速化カスタムが自分に合っているのか、求めているギア比に近いのかどうか、
を確かめるには、実際に装着されたBROMPTONに乗ってみるのが一番です。

グリーンサイクルステーションでは、BROMPTONを「MiniMODs BROMPTON専用 外装5段変速キット」でカスタマイズした
内装3段×外装5段=15速仕様の試乗車を用意しております。

BROMPTONで最も人気のある「BROMPTON C Line Explore with Rack Mid Handlebar(旧名称はM6R)」を
ベースにカスタマイズしているので、カスタムによってどのくらい走り心地に変化があるのか試すのにピッタリです。

ご試乗に予約は不要なので、ブロンプトンのギア比のカスタマイズを検討されている方は、
外装5速の実力をお確かめ頂ければとおもいます!

ご来店、お待ちしております!