こんにちは、Say-Gです

折り畳み自転車の王道となるbirdyシリーズの中でも人気の2モデル
「birdy Standardとbirdy Airって何が違うの?」

といったご質問をご来店いただきますお客様よりいただくことが
結構おおくございますので、
今回は、2つのモデルについて、ご説明させていただきます!

●birdy Standard  と birdy Airの共通ポイント

まずは違いの前に、ポイントとなる箇所で共通する点はをご案内させていただきます。

・変速機とギヤ数(ギヤ比)
 
変速機はともに、シマノSORA 9段変速(11-32T)のスプロケットに
フロントチェーンリングは52Tとなりますのでギヤ比に違いはありません。

・サドル
 
サドルにともにスタイリッシュなbirdy Sports Saddle Cr-Mo railが採用されております。

・G3フレーム(ジェネレーション3フレーム)

走行性能、剛性などすべてのベースとなるメインフレームは
birdy Standardとbirdy Airともに同じとなる
birdy G3フレーム(第三世代フレーム)が採用されております。

過去のbirdy(日本ではBD-1)や、現在のクラシックモデルのフレームとは
根本的な設計が違うG3フレームは、
折り畳み自転車として、ベストバランスと称されているbirdyのキャラクターはそのままに、
一見、大きくかわったような印象はないかもしれませんが、

いままでのbirdyシリーズのフレームと比べると、
低く抑えられたBB位置による低重心化をメインに細部の設計の見直し、
よりロードバイクに近い設計に変更されております。

メインフレーム以外にも、例えばフロントフォークは大幅な剛性アップを狙い、
造形、製法、構造まですべてを一新され、
L型フロントフォークと呼ばれる折畳み式フロントフォーク前側のパーツ構成が、
今までは10個のパーツから構成されていましが、G3はわずか3個のパーツ構成となります。
また、リアスイングアームも同様に、高度な強度計算に裏づけされた
複雑な造形に生まれ変り剛性がアップされました。

フレームのパーツ構成自体を見直し、最適化することで、
以前のモノコックフレームモデルと比較すると、
飛躍的なフレームの剛性感アップと、別次元の走行安定性能が実現されたことにより
「総合的なベストバランス」に更なるなる磨きがかけらたフレームとなります。

※メーカーオフィシャル動画:How we made BIRDY – Pacific Cycles’ manufacture video

※関連ブログ:【birdy】人気のグラファイトカラー再入荷!!birdy G3フレームの進化について解説!

●走行フィーリングを大きく変える、コンセプトと構成パーツの違い。

実際に試乗車で乗り比べをしていただきますと、
「こんなに走った感じが違うんだね~」「やっぱり乗り比べないとわからないもんだね!」
といったお言葉をいただきます。

剛性や安定感など自転車としての基本ベースとなるフレームは同じです。
しかしながら、この違いは各モデルのコンセプトにより
構成パーツを変えることで、とても大きく異なります。

・2つのモデルの用途(コンセプト)の違い

・birdy Standard 

舗装路から、河川敷などちょっとした未舗装路での走行も楽しめ、
スポーティな姿勢からシティサイクルのようなアップライトな姿勢まで
簡単に調整できる自由度の高いポジショニング。

用途に合わせたタイヤの選択肢も幅広く、
スタンダードの名の通りbirdyの代名詞でもある「日常、通勤、ツーリング、旅」と
シーンを選ばず、オールマイティに様々のシュチュエーションをこなしてくれるモデルです。

 

・birdy Air

『より軽く、より軽快に』をコンセプトに、
剛性が非常に高いフレームへ軽量パーツを採用することにより、

前後サスペンションを装備する折畳み自転車でありながら、
9.87㎏と軽量な車体重量を実現させています。

キャリパーブレーキを装備することで輪行時の扱いやすさなどはありますが、
その分、Standard に比べ、タイヤ幅の選択肢はなくなります。

オンロード(舗装路)での走行をメインで考えると
重量も軽い分漕ぎだしも軽く、非常に軽快でスポーティな走行が楽しめるモデルです。

●構成パーツの違い

・ステムの違い


ハンドルの下の縦に伸びたパイプをステムというのですが、
こちらの高さや角度により、乗車姿勢に大きな違いがでてきます。
上側の写真は birdy Air、下側が birdy Standard ですが、ステムの角度に違いがあるのが
わかると思います。

ステムの角は
birdy Air は「19度」となり
birdy Standerd 「10度」

となります。

さらに、Airのステムは高さの変更はできずに固定タイプとなるのですが、
Standerd は5段階に高さを5段階で変えることができるタイプのステムが標準装備されております。

↑ Airのステム、高さは一定となります。


↑ Standard のステム、前側に5カ所穴がありそこに合わせて高さを変えることができます。

5段階ある一番したの位置だとbirdy Airと同じくらいの
高さになるのか?とご質問もよくいただくのですが、

お同じではなく、5段階ある一番したでも、Airのポジションより高くなります。

実際に地面からグリップ中止部までの高さを計ったみました

  

Air(左写真)=約88cm
Standard =5段階の一番下(中写真):約95cm、5段階の一番上(右写真):約104cm

スポーティな走行感を重視しているAirは、
ハンドルを握る場所が前方かつ、高さも低い位置にあることとなり
Standerd と比べた場合にはスポーティな姿勢となります。

とはいえ、レースや競技を考えているわけではないので、
本格的なスポーツバイクほど前傾という設定ではありませんが、
基本折畳自転車はフレームサイズがなく1サイズとなりますので、
オーナー様の乗られてきたご経験、好みの走り方、
また、ご身長、手足の長さなどいろいろな要因がからんできますので、
ポジション確認は実際に、ご試乗されてみることをお勧めいたします。

別途、Airの軽快な走りが気にいったけれど、もっとゆったりした、視野広いポジションで
走りたいな~というお客様の声もあり、Airをベースに可変式ステムなどを採用した
GCS別注モデル  birdy Air Ver.G  も数量は多くはないのですが、販売させていただいております~。

もちろん、店頭には試乗車もございます!
※birdy Air Ver.G  完売しました。
※次回入荷予定:2022年10月以降の予定となります。


※関連ブログ:birdy air GCS別注モデル 発売!

・標準タイヤとブレーキの違い

birdy airは軽量化もあり、ブレーキにはロードバイクなどによく使われております
キャリパータイプのブレーキが採用されております。
その為、先にも記載いたしましたが、タイヤはブレーキとのクリアランスの問題もあり
細身のタイプのものしか使えないこととなりますが、
アスファルト走行であれば、十分なグリップ力と路面抵抗も少なくなりまた重量も軽くなるなど
利点も多くあります。
標準装備されているタイヤは シュワルベ KOJAK 18×1.25(max 8.0bar)
ブレーキは、STARRY社(台湾)製アルミキャリパブレーキ

birdy Standard は、雨天時でも安定した制動性を発揮する
AVID製のメカニカルディスクブレーキが採用されております。

油圧式ではなくワイヤー式のメカニカルディスクブレーキは
折り畳み時のワイヤーへの負荷や、輪行先でのいざというときのメンテナンス性にも優れているので
折り畳み自転車としてのbirdyの用途にマッチしております。

タイヤはグリップ力と路面抵抗のバランス性を重視した
CST社製(C-1763)の18×1.5(max5.8bar)のタイヤが装備されております。
GCSでは、お客様のライフスタイルにあわせて、標準のタイヤ以外に
KENDA製(18×1.25)のタイヤもしくは、上位モデルとなるBirdyGTに採用されております
シュワルベ ブラックジャック(18×1.90)からタイヤをお選びいただけます

※関連ページ:ライフスタイルに合わせた走りを手に入れる。 Choose the Tyre from 3 types!


・クランクの違い
 

フロントチェーンリングサイズは52Tと同じサイズなのですが、
細かな点ですが、チェーンガードはともにブラックですが、Airはチェーンリングはシルバーとなります。
また、Airは軽量化もあり、ホローテックタイプのクランクがセットされてており
Standard はスクエアテーパータイプが採用されております。

・グリップの違い
 
airには一般的な丸いタイプのグリップが採用され、
Standard Discには幅の広いエルゴタイプのグリップが採用されております。
大きな違いは手のひらの接地面積となるのですが、
比べた場合、丸いタイプはしっかりと握れるという利点はありますが、
長時間乗った時には手のひらの痛みやしびれなどを引き起こしやすい点があります。

一方、エルゴタイプは手のひらの面で受けることとなり手のひらへの負荷がすくなく
快適性が高いのですが、弱点は握りが弱くなるため激しいライディングなどには不向きなのですが、
birdyの用途を考えるとエルゴタイプのグリップがより快適に走行を楽しめることもあり、
birdy Airをご購入いただいたオーナー様には、はじめからエルゴタイプに変更されるオーナー様も多いです

・チェーンテンショナーの違い
  

折りたたみ時のチェーン脱落防止テンショナーはairは従来のモデルと同じ軽量でシンプルなタイプですが、
standard discにはチェーン自体ににテンションを掛け続ける仕様となるため輪行中や、展開時のチェーン外れをなくしてくれます。

●おわりに
ベースとなるフレームは同じG3のフレームながら、
乗り味の異なる走りを楽しめる「birdy Standard 」と「birdy Air」

GCSには共に試乗車をご用意しておりますので、営業時間であれば、いつでもご試乗可能となります。
是非、その違いを体感してみてください!

ご来店、お待ちしております!

Gcs@Say-G